【移住生活のヒント】那須エリアの就業には厳しい現実が!そこでお勧めが…

東京や都会で仕事を“している”or“してきた”方にとっては、那須地域は信じられないぐらいに希望する仕事が見つけにくく、就業に関しては本当に厳しい現実が待っています。特にIT・映像・広告・出版・制作関係など、情報やクリエイティブ・技術系の仕事はほとんど無いと思って間違いありません。その他の事務系の仕事も求人数は極端に少なく、給料も安く、そんな中から仕事を見つけるとなると妥協に妥協を重ねて決めるというのが現実です。移住に際してはその点を十分に考慮し、生活を考え組み立てていかないといけません。

ちょっと古いデータですが、国の調査結果から現金給与額をみると、那須町317,523円に対して東京都408,611円と大きな差があります。物価が安く、都会のように魅力的な店も少ないので、生活費が安く済むということはいえますが、欲しい給料水準をぎりぎりまで下げて考えておく必要はあります。

完全移住の前にまずは生活の糧となる“収入”“仕事”をどうするかを考える必要があります。わたくし的には、完全移住の前に、現在の仕事を続けながら移住できないかを、貴方なりにまずは考えて欲しいと思います。それにはいくつかのお勧めのやり方があります。以下を参考にしてください。

お勧めの最初の2つは、『新幹線通勤』『二地域居住』生活です。それがまず可能か考えてみてください。

会社が新幹線の通勤費を出してくれるなら『新幹線通勤』をまずやってみるのはどうでしょうか? 那須塩原から新幹線に乗れば、東京駅まで1時間程度で行くことができます(大宮なら40分程度)。都内の職場の場所にもよりますが、那須町からのドアツードアでも2時間程度をみておけば、都内の事務所に通勤することは可能です。千葉や埼玉からの通勤とさほど時間的には変わらなければ、那須からの方が楽々座って新幹線通勤ができていいのではないでしょうか。

そしてもう一つの方法は経済的に可能なら、現在の東京での生活をそのままに、那須町に別邸を建てて、週末や休みの時だけ那須の別邸で過ごすという優雅な『二地域居住』生活をしてみることです。幸いにも那須町の不動産価格は都内に比べて破格的に安いので、豪華さを求めなければそれなりの別邸物件を見つけることも可能です。中古物件で土地建物付き、電気・水道などの設備付きであれば、1000万円程度で十分な広さの土地と別邸付で探すことも可能です。購入後の経費は「水道光熱費」と「固定資産税」等で、物件が別荘地内だと「別荘管理費」が別に必要ということになります。この方法だと将来は定住を念頭に、じっくりと組み立てを考えて行くことできます。

また最近はコロナ禍で広く行きわたってきたのが『テレワーク』です。これは東京での仕事はそのままに、完全に那須町に移住してテレワークで仕事をこなすというもの。週に一度とか定期的に東京に出勤すればすむ方にはこの方法はお薦めです。もし将来的には東京での仕事を辞めたい方なら、那須町での仕事を探しながら、あるいは那須町での起業を計画しながら、テレワーク生活を続けるということもできます。色々な意味で自由度が高いのが『テレワーク』かもしれません。ただテレワークで那須町だから注意していただくことは、肝心かなめのネットワークについてです。那須町は一応町全域にdocomoの光回線※は入っているものの、携帯電話の接続スピード等は危ない地域がそれなりに存在します。携帯通話、動画の送受信すらスムーズにできないエリアがあり、これは実際に現地で確認することをお勧めします(通信会社のカバーエリアマップは不完全です)。※auとsoftbankの光回線は那須町全域をカバーしてません。

前述の三つの方法ではなく『那須町に移住定住したい』という方、手に職があり就業の心配をしないでいい方、また新たに起業される予定の方は問題ありませんが、那須町で仕事を探すという方は、相当の覚悟をもってあたることになります。
一番手っ取り早いのが“ハローワーク”で探すことです。那須エリアは、前述したように仕事自体が少ないので、色々な職業斡旋業者(ネット)をあたっても、結局は地元のハローワークのデータに戻ってきます。最初から那須塩原市にある“黒磯公共職業安定所”(那須町も含まれるハローワーク)に顔を出して相談にのってもらうか、「ハローワークのネットデータ」から探すのが一番です。

初めての土地で気を付けないといけないのは、その企業がある場所です。地図で調べて車だと30分をメドに探してみましょう。また通勤費がちゃんと出るところを探すことも大切です。車で通勤となるとガソリン代がそれなりにかかりますから。併せて通勤時の事故に対しても保険があるかもチェックしたいところです。色々な条件を照らし合わせて、最適な就業先を見つけてください。初めての土地では分からないことが多いので、できる限り色々な人に意見を求めることも重要なポイントです。 <Dai>


choko4※那須高原の那須町に移住してきた筆者が、那須にとけ込んだ人を“那須人(なすびと)”と称し、那須好きの人たちに那須の様々な観光情報を提供することで、“那須人”になってもらいたいと、このブログを開設しています。何か知りたいこと、聞きたいことがありましたら《Contact Us》までどうぞ。




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